高血糖改善・糖尿病予防に「入浴」

入浴」は、糖の消費を促すことから、 高血糖改善糖尿病予防にいいといわれています。 入浴の仕方は、ぬるめの湯に10分入るのがよく、食前に入浴すれば食後の高血糖を防ぐとされています。
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■入浴の効果

食前の入浴でインスリンの分泌量が増える

毎日の生活習慣を少し見直すだけで、血糖値の急上昇を抑えて、糖尿病を防いだり治したりする効果が得られます。 まず、「入浴」を食前に行うと、食後の高血糖を防ぐ効果が期待できます。 あるクリニックが行った試験で、食前に入浴すると血糖値の調節をする「インスリン」 というホルモンの分泌が高まり、入浴2時間後にピークに達することが報告されています。 これは、入浴による温度の刺激によって運動と同じような効果が得られ、膵臓の働きが高まるためと考えられます。 こうしたことから、夕食の30分ほど前に入浴を行えば食事から摂った糖が速やかに消費され、 食後の血糖値の急上昇を抑える効果が期待できるのです。 ちなみに、この効果はシャワーを浴びるだけでも得られることがわかっています。



●心身をリラックスさせることが重要

入浴するときは、38〜40℃のぬるめの湯に浸かることも重要です。 心身にストレスを溜め込むと、自律神経に悪影響が及び、糖の燃焼に異常が起こって血糖値が急上昇してしまいます。 ところが、入浴時にぬるめの湯に浸かると、自律神経のうち心身をリラックスさせる副交感神経が優位になり、 ストレスを和らげてくれるのです。反対に、42℃以上の熱い湯に浸かると、体は心身を活動的にする交感神経が優位になり、 リラックス効果が得られず逆効果になってしまいます。

なお、入浴の前後にコップ1杯ずつ水を飲むようにするのも大切です。 なぜなら入浴中は、発汗によってからだの水分が奪われ血液がドロドロになりやすく、 脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすいからです。 長湯はからだの水分が過剰に奪われる原因になるので、湯に浸かる時間は10分程度にするといいでしょう。 ただし、糖尿病が進んで、すでに合併症が起きている人は、医師と相談して入浴法の指示を受けるようにしてください。