糖尿病の症状

糖尿病になっても、症状はほとんどありません。 進行して初めて、自覚症状が現れてきます。 糖尿病が進行してくると「多尿、口渇、多飲」「過食」「体重減」「だるい、疲れやすい」などの症状が出てきます。 症状がないまま進行するだけに、「血液検査」を受けて早期に発見することが重要です。
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■糖尿病の症状

▼多尿、口渇、多飲
血液中に大量のぶどう糖があると(高血糖)、血液の浸透圧が高いために、 血液を薄めようとして細胞の水分が血液のなかに出て、細胞の水分が失われます。 それに加えて、尿糖が出るために腎臓の尿細管のなかの浸透圧が上昇し、 多量の水分が尿中に排泄されてしまいます。一回の尿量も排尿回数も増えます(多尿・頻尿)。 ふつうの人の尿量は一日1〜1.5リットルですが、糖尿病ではその1.5〜2倍以上、 ときには5リットルにも10リットルにもなることがあります。
このようにして体は脱水状態となり、のどがやたらに渇き、水を飲みたくなります。 実際、糖尿病患者の訴えのなかでもっとも多いのがのどの渇きです。 また多尿・頻尿は、しばしば夜間にトイレに行く回数が増えて気づかれます。

▼多食
糖尿病の人のなかには食欲が異常に旺盛になる人がみられます。 とくに甘いものを好むようになります。 インスリンの不足から、体のなかの栄養素が壊れ(異化)、 空腹感が起きてたくさん食べるようになると考えられています。

▼体重が減る
かなりの速度で体重が減るようになると、重病の糖尿病といえます。 著しいインスリン不足のためにぶどう糖が十分利用されず、かわりに脂肪やたんぱく質が 分解されてエネルギー源として使われて減り、また大量のぶどう糖が尿に出てしまい、 脱水も起きて、体重がどんどん減ります。

▼だるい、疲れやすい
全身や下肢のだるさ、こむら返りが起こる、疲れやすいなどと訴える人がかなりみられます。

▼傷が治りにくい
たんぱく質の合成が不十分で、しかも壊れていくために、体の修復能力が低下するため、 傷が治りにくくなります。

▼感染しやすい
感染に対して抵抗力が弱くなるため、おできができやすく、また化膿しやすくなります。 カビにも感染しやすくなります。歯肉の炎症なども起こしやすく、 歯槽膿漏にかかりやすくなります。 外陰部は、尿糖のためもあって細菌が繁殖しやすく、炎症を起こすと赤くただれたり、 強いかゆみを起こすことがあります。

▼その他
『糖尿病のサインの肩こり』