糖尿病の合併症A糖尿病の合併症の予防

糖尿病』を放っておくと、血管が障害されることで重大な合併症が起こります。 糖尿病で真に恐ろしいのは合併症なのです。 合併症は生活に大きな支障を与え、生命に関わることにもなります。 合併症を防ぐためには、まず血糖を適正な状態に保ち、早期から積極的に血糖値を下げることが必要です。 糖尿病の合併症は足先の壊疽や目の網膜症にまず出現することが多いようです。 日常的に血糖値をチェックし、壊疽や網膜症を未然に回避しましょう。
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■糖尿病の合併症A糖尿病の合併症の予防

糖尿病は、ある程度病状が進むと、だるい、疲れやすい、のどが渇く、尿が多くなる、体重が減る、 といった自覚症状が現れます。しかし、こうした状態になる前に発見し、対策を施すことが大切で、 このような合併症の発病を予防するためにも、血糖のコントロールが必要です。 血糖をきちんと管理すれば進行を防ぐことができます。

コントロールの指標となるのが、過去1〜2ヶ月間の血糖の状態を示す「HbA1c」で、 6.9%未満を目標に治療に取り組みます。従来日本では「JDS値」が用いられ、6.5%未満を目標としていましたが、 2012年4月から「NGSP値(国際標準値)」で表示するようになったため、6.9%未満が目標値となりました。 ただし、特定健診では、従来通りのJDS値を用いて表示しています。 2つの表示方法には約0.4%のずれが生じるため、NGSP値の場合は0.4%高く表示されますが、基準が緩くなったわけではありません。 HbA1cを6.9%未満に保てば、細小血管障害は抑えられると考えられています。 しかし、大血管障害を抑えるためには、さらにきめ細かく血糖を管理することが必要になります。



●三大合併症を見つける検査

三大合併症は、早期の段階では自覚症状がないため、糖尿病発症後、定期的に検査を受ける必要があります。 早期に対処するほど、進行を抑えたり、他の合併症の発症を予防できます。

神経障害は、「アキレス腱反応検査」や「振動覚検査」などの簡単な検査で見つけることができます。 1年に1回は受けましょう。受診の際に、医師に足を診てもらうことも大切です。
網膜症には「眼底検査」が必要です。網膜症が発症していなくても1年に1回、単純網膜症は半年に1回、 増殖前網膜症以降は3ヶ月に1回受けましょう。
早期腎症期の「微量アルブミン尿」は、一般的な尿検査では検出できないため、「微量アルブミン尿検査」 を受ける必要があります。受ける目安は1年に1回です。 また、老廃物の一種である「クレアチニン」の血液中の濃度で、腎臓の濾過機能の状態がわかります。
動脈硬化は、医師の触診や聴診、「心電図検査」「頸動脈エコー」以外に、足首と上腕で測った血圧を比較したり、 心臓の拍動が血管の壁を伝わる速度を調べたりする場合もあります。