糖尿病の食事療法「自宅教育入院・宅配治療食の利用」

食事療法といっても、家庭で適正なエネルギー、栄養の食事を作るのはなかなか面倒です。 医療機関によっては「教育入院」をして、栄養指導を受けられるところもありますが、 少し栄養指導を受けたくらいでは、 なかなか身につけるのは難しいものです。 そこで、「自宅での教育入院」という方法があります。
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■自宅教育入院・宅配治療食の利用

●「自宅教育入院」とは?

ダイエットによって内臓脂肪を減らそうとする場合、保健所などで栄養士の栄養指導を受けるのも 1つの方法です。しかし残念ながら、1〜2回栄養指導を受けたくらいでは、 なかなか身につけるのは難しいものです。

そこで、「自宅での教育入院」がおすすめです。 教育入院とは、糖尿病患者が栄養指導のために1週間くらい病院に入院して、食事や運動療法などを 学ぶシステムです。ただ、実施している医療機関は限られていますし、食事や運動療法を勉強する ために、わざわざ入院できる人も多くはありません。糖尿病予備軍の人ならなおさらです。 しかし、低エネルギーの治療食を宅配する業者はありますから、それを利用して、自宅で食事療法 を学ぼうというのが『自宅教育入院』です。



●宅配治療食

適正なエネルギー量でバランスの取れた食事を毎日家庭できちんと摂るのが基本ですが、 食事の支度がままならない場合などには、エネルギー量などに配慮された調理済みの 『健康宅配食』を利用するとよいでしょう。 冷蔵処理により、食材の食感が損なわれないよう工夫されたものや、冷凍されて保存の効くものもあります。

宅配治療食」には冷凍やレトルトなど、いろいろなタイプがあり、 好みに合った治療食を配送してもらえます。糖尿病(予備軍を含む)の人なら、 糖尿病治療食がよいでしょう。 栄養士の考えた治療食を、普段の生活を送りながら手軽に食べられます。 1食 500kcal程度ですが、それを食べることによって、500kcalの食事の内容が、大体把握できる はずです。また、糖尿病の治療食とは、特別な食事ではなく、かつての日本の家庭料理と あまり変わらないことに気付くと思います。量が少ないだけで、内容はいわゆる「おふくろの味」 に近いものです。

ただし、自宅での教育入院をしても、間食をしていたのでは成果は上がりません。 特に主婦など、家で過ごす時間が長い人は、身体活動量が少なく、間食の誘惑が多いので、 それを乗り越えることが必要になります。手元に食べ物があると、自分で意識しないまま、 あれこれ食べてしまうことが多いので、1日に食べたものを全部記録しておくとよいでしょう。

【関連項目】
『健康宅配食』