高齢者の糖尿病対策『老化に伴う合併症』

高齢者の糖尿病では、老化に伴うさまざまな障害が起こってきます。 ここでは、特に認知機能の低下とサルコペニアの対策について解説します。


■認知機能の低下

物忘れなどが起こり、糖尿病の治療が難しくなる

高齢者の糖尿病は、認知機能の低下認知症発症のリスクに影響すると考えられています。 さらに、認知機能の低下や認知症があると糖尿病の治療が難しくなり、悪化しやすくなります。

●ちょっとしたサインを見逃さない

認知症には、軽度認知障害(MCI)という予備軍の段階があります。 その段階で適切な対策をとれば、認知症への進行を防いだり、遅くできる可能性があります。 そのためには、薬が残っている、料理をしなくなった、外出をしなくなった、といった日常生活の中でのちょっとしたサインを 周囲の人が見逃さないことが大切です。サインに気付いたら、まず、担当医に相談して、物忘れ外来、老年科、神経内科、精神科 などの認知症に詳しい医療機関を受診し、検査を受けてみましょう。